2018年10月号の「ささき歯科クリニックだより」に掲載されている一部分をご紹介いたします。
今後も発行していきますので、ぜひご覧になってください。
がんの治療は手術・化学療法・放射線療法が標準治療として一般的に行われます。
放射線療法は手術や化学療法と併用したり再発予防のため術後に応用されたりしています。
適応は基本的には局所に限定される固形がんに対して行われます。
放射線療法の最大の利点は患者さんの肉体的苦痛が手術や化学療法に比べて少ないことです。
欠点は放射線が通過した標的以外の正常な細胞も傷つけてしまうことです。
最新のIMRT(トモセラピー強度変調放射線)は多方向からビームを当て、さらに照射する線量の強さをコンピューター制御で標的の形にあわせて強弱をつけることができます。
それによって腫瘍細胞には強く、正常細胞にはなるべく当たらないようにして治療できるようになります。
病気の部位やステージで、患者自身がいろんな治療を選択できる時代になりました。
もし病気が見つかっても勇気を出して一番いい方法を考えましょう。