2017年6月号の「ささき歯科クリニックだより」に掲載されている一部分をご紹介いたします。
今後も発行していきますので、ぜひご覧になってください。
保険診療は出来高制なので、患者さんをたくさん診てたくさん治療すれば売り上げが上がります。
とはいえもともと診療報酬がアメリカはもとよりフィリピンやマレーシアより低く設定されていますが(例、マレーシアで根の治療約5万円。日本なんと約5千円)。
歯や歯ぐきの状態によっては、診療時間がかからないものもありますが、丁寧に観察しながら治療するには一定の時間が必要です。
そこで思い切って一日に診れる患者さんの人数を制限して、1人当たりの診療時間を増やせば質の低下を防ぐことができます。
そうすれば予約も取れやすくなり、急患が来てもあまり待たせることなく診察できます。
おひとりずつじっくり時間をかけて診察するようにすれば、売り上げは下がりますが診療のレベルを高くすることができます。
治療の質は患者さんにはわからないかもしれませんが、何よりも重要なことと考えています。