
2016年8月号の「ささき歯科クリニックだより」に掲載されている一部分をご紹介いたします。
今後も発行していきますので、ぜひご覧になってください。
動物の咬む力(あごの強さ)は1位ナイルワニ2000kg、2位カバ1000kg、3位ホッキョクグマ800kg、4位ホオジロザメ600kg、5位ワニ500kg、ライオンは8位で250kgくらいです。
人間は自分の体重と同じくらいの力が歯やあごにかかっています。
咬む力が強い人は詰め物や差し歯が取れたり、入れ歯が壊れたりします。
歯ぐきやあごの関節に負担がかかって、歯ぐきが腫れたり、口が開きにくくなったりします。
寝ているときの歯ぎしりの力はおよそ300kgなのでライオンよりも強い力で咬んでいます。これだけ強い力で咬むと丈夫な歯でもヒビが入ったり割れたりすることがあります。
また偏頭痛や肩こり、首の痛みなど、体の変調が起こるケースもあります。
歯ぎしりが強い人には、型取りして、その人専用のマウスピースを作ります。
柔らかいプラスチック製で、歯やあごの関節にかかる衝撃を少なくします。