2016年1月号の「ささき歯科クリニックだより」に掲載されている一部分をご紹介いたします。
今後も発行していきますので、ぜひご覧になってください。
麻酔の歴史を紐解くと、西洋医学では、1844年にアメリカの歯科医師が笑気ガスで抜歯をしたのが始まりと言われています。
実は日本ではその40年前すでに、華岡青洲によって全身麻酔による乳がんの手術が行われていました。
当院のインプラント手術でも、術中の不快感や不安を取り除くためや、術後の腫れを少なくするため、麻酔専門医による静脈内鎮静法を行っています。
静脈内鎮静法は、採血と同じく前腕に小さな針で血管を確保したあと、リラックスして眠たくなるような薬を点滴します。
こうして、怖いイメージがある手術でも、寝ているうちに終わらせることができます。
もちろん局所麻酔なので入院せずに日帰りできます。
今までは大きな病院でしかできなかったことも、当院でできるようになりました。先人たちの偉業に感謝ですね。